ムーギーキム著「最強の働き方」を読みました

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最強の働き方
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ムーギーキムさんの「最強の働き方」を読みました。

引用レビューします。

どうも、メンヘラナマポおじさん(@MenhealerOjisan)です。

目次

メールの書き方

仕事ができる人のメールの特徴で真っ先に思い浮かぶのが、なんといっても返事が早いことである。

実はこの本を東洋経済で担当してくれている敏腕編集者の中里有吾氏もそうなのだが、メールを打てば卓球のピンポン球なみに瞬時に返ってくる。

仮に忙しくて即答できない場合でも、「メールありがとうございます。いまXXの理由ですぐには見ることができませんが、○○日までに熟読して返信します」と、いつ頃に返答できそうなのかを迅速に知らせてくれるのである。

メールへの返事が遅いと「相手から軽視されているのかな……」と不信が募るものだし、返事がなかったりすると、「失礼な人だな」という印象が残り、そんな小さなこと一つ一つが相手に対する感情や評価を大きく左右する。

文字数をリストラする

「文章を短くすることへのこだわり」は仕事能力を大きく左右する。

まずなんといってもお客さんは忙しい中、大量の書類に目を通すので、長い文章をじっくり読んでくれる時間などない。またそもそもメールは短くないと焦点がぼやけてしまい、それだけ肝心なポイントが忘れられやすくなる。

メモを取らない部下ほど、憎たらしい存在はいない

メモとりを舐めてはいけない。メモを取る力というのはほぼすべての業種、職種で求められる力なので、この基本をしっかり守るだけでかなり食べていける。メモを完璧にとり、チームと共有するといった単純な作業を完璧にこなすだけで、大抵の会社でそこそこやっていけるものだ。

資料はシンプルな一枚で要約

「何度もいってるんだけどさ、全体のストーリーラインをまず見せてくれない?」

というのは新卒のコンサルタントがよく上司から叱られることだが、要するにプレゼンを作るときは、まず話の全体像を先に作り、その「アウトプットイメージの大枠」で合意しないと、どれだけ細部を詰めたところで、あとでどんでん返しが起こり、いままでの努力が水泡に帰すことが多いということである。

スティーブ・ジョブズがあなたの資料を見たら?

尊敬する上司が私にかつて言った忘れられない言葉がある。

「僕はプレゼンの資料は一枚だけでいいと思っているんだよね。アップルの広告って細かい説明が何もなくて、シンプルに会社のロゴと2~3個で表現しているでしょ?我々は金融業だけど、やりたいのは『金融のアップル』で、極力シンプルに、短く伝えたいと思っているんだ」

仕事能力が高い人たちは、メールにしてもプレゼンにしても極力短くシンプルにし、「全体像と構造が浮き彫りになる資料」に徹底的にこだわる。

どんなに長いプレゼン資料にも、最初の一ページに要約があるし、その一ページの要約の中にも、最初の三行でさらなる要約があり、そしてその三行をタイトルの一言が要約しているのだ。

相手の関心事項を聞きながら、話を進める

私たちが狙っている意中の相手にアプローチするとき、様々な要素から成り立つ自分自身の構成要素の中で、どの要素を売り込んでいくかを考えることにも共通する。

もし相手が重視するのが家庭重視の男性像なら、いかにあなたが奥さんに尽くすタイプで、週末は子供をディズニーランドに連れていくのが夢であるかをアピールしなければならない。

反面、相手が求めるのが経済的な安定なら、その彼女に「ディズニーランドうんぬん」をアピールしても無駄である。むしろいかに貯蓄志向で、リスクを嫌い、安定運用を心掛けているか、隙あらば貯金が趣味だという「相手のツボにはまるストーリーを打ち出さなければ、彼女には響かないのだ。

仕事の生産性は、机や鞄の散らかり具合にあらわれる

「あなたの机の上きれいですか?鞄の中はきれいに整頓されていますか?パソコンのデスクトップ画面は、ファイルだらけにじゃないですか?」

これは実は私が面接で候補者によく聞く質問である。

整理力というのは、一事が万事で、その人の仕事の質と生産性の大部分を決定付ける。

見過ごされ勝ちではあるが、仕事能力の高さ、逆にその低さが表れるのが整理力だ。

机の上が汚い人は、大抵机の中や鞄の中も汚く、パソコンのデスクトップ画面やフォルダの中も汚い。そういう人に限って資料や領収書はなくすし、ファイルはよく行方不明になるし、資料の細かい数字が間違っているものである。

一方、机の上がきれいな人は、机の引き出しも鞄も、デスクトップ画面もフォルダの中も大抵きれいに整理されている。そういう人は頭の中でも考え方やデータがきちんと整理されているので、いつでも必要な情報を引き出すことができる。

「どうせ三割は意味がない」と最初から諦めておく

上司からの指示を受けるときは、「どうせ上司の指示の三割は意味がなく、不愉快で腹立たしいものだ」と最初から諦めておく。部下に指示するときも「どうせ部下は指示の三割は突き返してやってくれないか、できても役に立たないひどい仕事だ」とハナから諦めておくのだ。

この「心のストレス引当金」を積むことは、職場やプライベートでの不愉快な出来事に対し、あなたがそれを「アッケラカン」とやり過ごすのに大きな役割を果たす。

なにせ、すでに最初の段階で、不快な事態になることが想定されている。よって、仮に部下の仕事や恋人のふるまいがひどくても、あなたは激怒の台風に襲われることなく、台風の目の中で冷静にやり過ごすことができるのだ。

先見の明を持ち、長期的な利益を優先する

短期的なことはみんな必死で考えるので差別化は難しいが、長期的なことは考えている人は格段に減るので、一流と二流の差が出やすいのだ。

人は目の前の小さな利益をめぐっては多いに戦うが、長期的な利益に関しては意外と無関心なものだ。

そしてここに、長期的な視野に立って物事を考える人が成功する理由があるのである。

石橋を叩いて叩き割る二流のエリート>

私の周りで数十億円、数百億円という莫大な資産を築いた人に共通しているが、桁外れの富を築き上げた人たちは、大きな波が来る前に「アーリームーバー」としてさっさと自分でその分野で仕事を始めて、ライバルが始める前に「第一人者」になる。

すると市場機会が大きくなるとき、ライバルが始める前にお客さんがあなたに集中する。

結果的に、ますますライバルと過去の実績で差がつき、そして「たんに早く動いたから」という理由で、仕事の実績と信頼をライバルに先んじて積み上げることができるのである。

石橋を叩くだけで渡らない二流のエリートたち

偏差値エリートの皆さんは、あたかもレッドオーシャンが大好きであるかのようだ。競合相手が多くいないと、落ち着かないのだろうか。

しかしこれでは既にライバルが多すぎるし、雇う側は殺到する優秀な応募者の中から部下を選ぶこととなる。結果的に、雇われた後発のエリートたちは苦労するわりに、収入が低くなってしまうのである。

期待を上回る

私自身もかつて上司に「昇進の基準は何か?」を尋ねたところ、

  1. もらっている給料以上の仕事をしているか
  2. いまの役職以上の仕事をしているか
  3. その人がいないと回らない仕事がどれだけあるか
  4. その人がいることで組織に何かいい変化はあるか(組織にレガシーを残すか)
  5. 同程度の働きをする人を同じ給料で雇おうと思っても無理

という五点を指摘された。違うボスからもほぼ同じ内容を聞いたので、この五つのポイントは出世の条件に欠かせない本質的に重要な点と言えるだろう。

会社にレガシーを残す

二流の人材はとかく、組織にレガシーを残さない。

自分の目先の利益に注力するので、人間関係も極力独占するし、自分の仕事は極力ブラックボックスの中に放り込み、自分がいなければ組織が回らないようにすることで自分の社内での価値を確保しようとする。

これに対して一流の人は、自分がいなくなったあとも自分がやっていることを組織ができるようにするため、人間関係にしても仕事の仕組みにしても自分の見識にしても、次々と組織の人と共有していくのだ。

一流のリーダーシップ

思うに、一流のリーダーは大抵「ギブアンドギブ」で、とにかく周囲にいる人を潤わせる。

二流の人材は「ギブアンドテイク」で、まずは相手に得をさせた後で見返りを期待する。

これに対し三流の人は「テイクアンドテイク」でいつまでももらいっぱなし。

そして最悪の人は、「テイクアンドアングリー」で、持っていくだけ持っていって、最後は「この人は何もやってくれない!」と、ぷんすか怒り出してしまうものである。

部下を尊重する

優秀な部下はどこの会社からも引っ張りだこで、給料だけで会社を選ぶようなドライな関係だと、結果的に、競合他社と価格競争に陥ってしまう。

このような常に他社が狙っている人材に退社されては、自社のダメージが大きいのみならず、競合相手を助けることになるので、そのダメージはダブルで大きい。

したがって、給料の金額だけでなく、他の要素、すなわち「大切にされている」という信頼感で、「尊重されている実感」を感じてもらい、貢献土を高めるのが上司の腕の見せどころになる。

レベルの高いスター社員に対して「雇ってあげている主人」のように会社がふるまっていては、自ら「金の卵」を失うことになる。経営側と社員の間で、交渉の主導権がいつも会社側にあるとは限らないことを深く肝に命じなければならない。

勝てる分野で勝負する

これはあらゆる職業に当てはまる常識だが、「好き」だけで仕事を選んではいけない。

才能があり、努力も誰よりでき、ライバルよりこだわりがあって一流の仕事ができるという「強み」がなければ、趣味にするか仕事にするかの線引きは厳格にしなければならないのだ。

これは言い方を変えれば、「自分の強みを知り、それを最も活かせる仕事を知り、そんな仕事がなければ自分で作り出す」ことが大切ということだ。それでこそ、「自分の強みを極める」天職にたどり着ける。

簡単な一言で締め括ると、自分の仕事を振り替えって、自分より良くできる人がいくらでもいるようであれば、あまりその職に長居してはいけないということである。

存在感をかけて働く

当然のことながら、使命感をもって働いている人は、たんに食い扶持として仕事をしている人に比べて主体性が極めて高い。また明確なビジョンがあるため、次から次へとやりたい仕事が涌き出てくる。そのため結果的に会社でも評価が高くなる。

このように、「自分がなんのために仕事をしているのか」という理由に納得している人は、グリット(最後までやり抜く力)が強い。社会的大義のために「仕事と情熱が自分を選んだ」という使命感が強いため、長きにわたって情熱を燃やし続けられるのだ。

最強の働き方

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