ドミニック・ローホー著『「限りなく少なく」豊かに生きる』を読みました

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どうも、メンヘラナマポおじさん(@MenhealerOjisan)です。

ドミニック・ローホーさんの『「限りなく少なく」豊かに生きる』を読みました。

引用レビューをしていきます。

目次

はじめに

 一度ものを「減らす」ことがもたらす快感の味をしめると、次に掲げる目標が、必然的に「限りなく少なく」になっていくのは、もはや避けられないことかもしれません。

 余分なものごとを排除していくと、それまで生きがいに見えていた「達成すること」や「所有すること」よりも、自分の人生をいかに有意義に、まっとうに生きるべきか、といった側面から人生を見返すようになります。

 すると、不思議とものへの執着が減って行きます。理屈で解釈したり、小さなことに一喜一憂することも減っていきます。 

ほんの少しのセンスで「時間」を豊かに使う

今やるべきことに集中し、エネルギーの消耗を防ぐ

 禅の教えに、「むやみに抗うことはエネルギーを消耗させるだけ……、やらなくてはならないことが生じたときに取り組めばよし」というものがあります。

 翌日持っていくバッグの中身を整え、身につける衣服一揃いをハンガーにかけておく、請求書は即座に支払う……。何かことが生じたときに、自分の全関心をそこに振り向けて、ほかの用件に移る前に完結させると、右往左往したり、過去の出来事を悔んだり、これからのことを案じたりしないですみます。

 大変な仕事は小分けにして取り組む

 目標を達成するのに仕事量が重荷に感じる時、その過程を分割して取り組むとよいでしょう。大掃除も一日でするから大事になるのです。これを一週間に振り分けます。今日はベランダ、明日はガレージというように。

 私たちには一大事業をなすことを過大評価し、反対に日々コツコツ続けつ地味な仕事を過小評価する傾向があります。これが失敗や諦めをもたらしてきました。たとえ小さな仕事でもひとつひとつ完結させ、ポジティブな結果が得られれば、逆に励みになるものです。 

「感性」が磨かれる暮らし方

「選択」とは2番目の選択を排除すること

 茶道の巨匠、千利休が生きていた時代は、茶を点てる道具を持たないものも多くいました。当時は茶の道具などへの執着はあまりなく、茶葉がなければ水を飲み、茶葉があっても急須がなければ借りてきて淹れ、茶碗の数が足りないと回し飲みしながら楽しんだと言われています。選択の幅が限られればこのように気楽でいられます。 

品性を養う「お金」の使い方

買い物は自分の一部を買うつもりでする

 私の知り合いの女性は、雑巾はぼろぼろになるまで使う癖に、こと着物を購入する際には、ケチらずに最高級品を買います。有名な先生に唄の稽古をつけてもらうためなら、金に糸目をつけません。

 このように出費するものの価値は、実際に払った額よりも自分により多くの見返りをもたらしてくれるものであるかどうかなのです。 

「感情」の浮き沈みからの解放

悲しみに対処するいちばんの方法

 悲しみに対処する一番の方法は、その悲しみができるだけ早く過ぎ去るようにすることです。このようにとらえることで、未来のもっと大事にすべきことへの時間を捻出できるようになり、感情的により良い状態で過ごすことができるでしょう。 

シンプルに「考える」練習

現在に集中し、よけいな心配はしない

 私たちは、全てに答えを求めたがります。そのためか、すぐ先行きを見積もろうとするのです。

 過去の出来事や、今後起きるかどうかもわからない出来事ではなく、今、実際に起こっている出来事に集中しましょう。 

あなたに「幸せ」が満ちるとき

「選択する」ことも贅沢のひとつ

 私たちにはいくらでも自由にできることがあります。それは必ずしも大袈裟なものではなく、散歩に出かけ、お茶を飲み、気の合う友人と話をするだけのことかもしれません。

 私たちは忘れがちですが、「選択する」ことも贅沢のひとつなのです。そしてめずらしくこの贅沢は、満遍なくすべての人に与えられているものなのです。 

 ドミニック・ローホーさんの本はこれが2冊目ですが、「シンプルに生きる」ほどは響かなかったというのが正直なところです。

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