井形慶子著「イギリス式年収200万円でゆたかに暮らす」を読みました

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どうも、メンヘラナマポおじさん(@MenhealerOjisan)です。

井形慶子さんの「イギリス式年収200万円でゆたかに暮らす」を読みました。

引用レビューしていきます。

目次

はじめに

 年収200万円以下の人が1000万人を超えた日本では、年を追うごとに格差が広がり、それに付随するような減収時代が幕を開けました。そんな今、人生の折り返し地点であえて自ら収入を減らし、セミリタイアメントに踏み切るなど、日本にはないイギリスの人々のライフスタイルを参考にしてきたことで、私の仕事、住まい、余暇、ひいては人生観まで大きく変わったことを思い返しています。

 たとえ、世の中がどのように変化していっても、最後まで自分の人生を謳歌するためのヒントがあれば、もっと毎日をゆったりと過ごすことができると思うのです。

          2008年 初秋 ロンドンにて

                         井形慶子

なぜ貯金がなくてもリタイアできるのか

 イギリスでセミリタイアメントを実践するのは、比較的年収の高いミドルクラスの人が多数です。しかし、そのような富裕層が仕事をやめる日にそなえて貯金しているかといえば、そうでもありません。実際、イギリス人の平均貯蓄額は151万円と日本人の1690万円よりはるかに低いのです。

(中略)

 なぜ、先立つものがないのにイギリスの人々は人生半ばでセミリタイアメントに踏み切れるのでしょうか。

 これにはいくつかの理由があります。

 まず、イギリスでは従業員と雇用主が半々で積み立てる企業年金、「カンパニー・ペンション 」と呼ばれる職域年金制度が充実していることが挙げられます。これは日本の厚生年金のように、転職しても新たな事業主のもとで引き続き掛けることができます。そのうえ、受給額も日本と比べると高額で、仮に40年間働き続けた人は、退職時給与の3分の2に当たる年金が終身給付されるのです。

 しかも非課税、即時払いの職域年金は50歳から受け取れるうえ、受給しながら働けるよう政府もフレキシブルに対応しています。このような日本にはない社会制度が、貯金がなくても大丈夫と彼らの背中を押しているのです。

 非課税で退職時の3分の2を50歳からってすごいですね。

年寄りだらけの日本では破綻が目に見えているのであり得ないと思いますが。

 イギリスには編み物などの手仕事、日本の便利屋にあたるハンディマン、にわかガーデナーなど、近隣の人や気の合う仲間と共に小さな仕事を始める人は珍しくありません。大した資本もかからず、自分の特技を売りにする。仕事を頼まれ、万が一自分が動けない時は仲間に回す。人に認められ、好きな仲間に囲まれ、お金を稼ぎ、何よりいつまでも続けられる。時間を小間切れに使いつつ、自分の経験をもとに新たなステップを踏み出せば、お金は入り、生活にハリも出る。いいとこどりの仕事と生涯付き合って行けるのです。こんな働き方は現実的な夢があります。

自分の得意なこと、好きなことを商売にして生活するというのはとても楽しいと思います。

働く=会社勤めするというのは夢がないし、働きだすまでのハードルも高く感じてしまいます。

シンプルライフで世界を巡る英国のエリート

 自宅で人と付き合い、食事もスープやサンドイッチですます。家のリフォームもご主人が日曜大工の腕を振るい、キッチンの取り替えからペンキ塗りまで自前でやってのけます。

 こうして衣食住すべてを管理していけば無駄な出費は相当はぶけるでしょう。そこで浮いたお金は何に使われるのでしょうか。すでに書いたように、イギリスの人々は私たちほど貯金する習慣もないのです。もし齢をとるにつれ、多くのイギリス人が始末した暮らしを始めるとすれば、お金はどこに消えるのか。

 こんな疑問を何人ものイギリス人に問うたところ、多くの人が「それはホリデーだよ。旅行から観劇まで、イギリス人は人生の楽しみにお金を使うんだ」と異口同音にきっぱりと答えます。

(中略)

 イギリスの人々は普段は可能な限り始末して暮らし、ゆとりのお金をホリデーに当てます。世界観光機関2006年度の調べでは、イギリス人一人当たりが年間で使う観光費用は約10万2000円、日本人はそれよりずっと低い約3万円でした。イギリスの人々は、ホリデーの為に始末して暮らし、旅に出てもお土産を買わず、食事や宿泊に散財しないため、年間、何度も旅行を楽しみ、そこそこの収入であっても長期海外旅行すらかなえてしまうのです。

 日常生活に係る費用を節約し、旅行も安いホステルなどのドミトリーに泊まれば長く、年間何度も旅行ができるというのは、凄く魅力的です。

日常生活に収入が消えていては生きる楽しみが感じられないと思います。

良いお金の使い方だなと思いました。真似したいです。

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