どうも、メンヘラナマポおじさん(@MenhealerOjisan)です。
横田真由子さんの『本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる』を読みました。
引用レビューしていきます。
お気に入りの椅子と数冊の本だけで暮らしたい
「もし20平米で月々10万円の家賃なら、1平米あたりの床は5千円でしょう。毎月5千円も払っている床に、これを置く価値があるかを考えてごらんなさい。」
あわてて家に帰った私は、必要になるかもしれないからと買ったけれど使わなかったものや、安いから買っておこうと衝動買いしたもので部屋がいっぱいになっていることに気がつきました。
日常生活ではほとんど手も触れないもので、私の部屋は溢れかえっていたのでした。
お客様からいただいた言葉のおかげで、私は引っ越しを機にたくさんのものを手放しました。
思い出が詰まった大切な品だけを残して、持っているのを忘れていたとか、1年以内に使わなかったもの、気に入ったけれどサイズが合わなかった服などは、思いきってリサイクルへ出しました。
クローゼットには余裕があり、自分が何を持っているのか一目で把握できます。服が少ないと、このコートにはこの鞄が合う、このスカーフが良い、などひとつひとつの品物の特性をきちんと覚えておけるので、朝に着る服が決まらなくて何度も着替えるなんてこともなくなります。
自分の気に入った物、大切なものだけをしまっておけるので、ていねいに手入れをしようという気持ちも起きてきます。
小さいバッグは身軽さの証
責任感があり、人から信頼される人ほど、たくさんのものを持とうとします。
けれども、その結果、あまり重要と思えないことに忙殺され、自分の大切にしたい物に手間をかけるための時間すら奪われてしまっていることが多いのです。
「小さいバッグ」=「有限なあなたの人生」に入るものはごくわずか。
1人ですべてのものを持つことはできません。だからこそ、何を入れるのか慎重に精査する必要があるのです。
ひとつのものを大切に使うという姿勢
最近はファストファッション全盛期ということもあり、流行のものが手ごろな価格で手に入ります。
そういうものをワンシーズンで使い捨てて、また気分を一新し新しいものを買う。大量生産、大量消費で回っている社会では、作る側も、売る側も、どんどん作ってどんどん買ってもらわなければなりません。
だから、売る側は「新しいものを持っているのはかっこいい」と思ってもらうために素敵な宣伝文句やディスプレイに工夫を凝らします。商品も次々に安いものが出てきます。
その結果、私たちのクローゼットにはついつい買ってしまった服や靴が積み上がり、たくさんのものを持っているのにいつも「ない、ない」と飢餓感のようなものがつきまといます。いくら買っても幸せな気分になれるのはその時だけで、お金をたくさん使っても満足感が得られません。だから、またわずかばかりの満足感が欲しくて買ってしまう。これが「使い捨て」の悪循環だと思うのです。
だから、たくさんのものを持つ必要はないのです。
自分にとって本当に価値のあるものを、ほんの少しでいいから持ってください。
それこそが、私がおすすめしたい、「ミニマムリッチな人生」なのです。
黒ばかり選ぶとハードルは高くなる
クロはとてもシックでシャープな演出をしてくれる、頼りがいのある色です。
そのせいか、いつも黒ばかりを選んでしまう人は多いと思います。
その背景には、2014年くらいから流行している「ノームコア」という黒や白、グレーなど、モノトーンでまとめるファッションが注目されていることもあります。
これは「ノーマル(標準)+コア(ハードコア)=究極の普通」の服装という意味で、無地のTシャツにジーンズなど、きわめてシンプルなアイテムを着こなすニューヨークスタイルです。
いいものをシンプルに着こなすセレブから火がついたと言われています。
自分の個性が際立っていれば、「ノームコア」は究極のおしゃれになります。
ハリウッドスターや有名な文化人など、強烈な個性がある人が着こなすと本当にかっこよく見えるのですが、私たちのような一般人にとっては、着こなしに工夫が必要なファッションです。
小さなバッグ=限りある貴重なあなたの人生の時間
人生の限りある時間は、小さなバッグのようなもの。何もかもを持とうとして、結局は何も持てないということもあります。
だから「私の限りある時間をかけて愛したいのは、これだけ」とはっきり決めてしまうことが、確実に、本当に価値あるものと長続きする関係を築く秘訣です。
「ミニマムリッチ」とは、上質なものを少しだけ持ち、手入れや修復を繰り返してものと思いを繋ぐこと。そしてそれは、選び抜いた上質なものだからこそ可能なのです。
美しいふくらはぎの筋肉が、行動力の源
カウンセリングに訪れる方の中には、なかなか自信を持てないことに悩む方が少なくありません。
私たちの国民性として、謙遜が美徳とされていますし、いくら能力があっても「自分はまだまだ」ち考えがちです。
でも、その美徳の一方で、いくら努力しても自分を認めることができず、苦しんでいる方も多いのです。
私はそんなときには、「筋トレをしてみてください」とおすすめすることにしています。
仕事も恋愛も、頑張れば必ずうまくいくわけではありません。いくら努力しても、それに見合った結果が出ないこともあります。
しかし、筋トレは、正しい方法で継続的に取り組めば、やったらやっただけ確実に結果がついてくるのです。努力が必ず報われる仕組みになっています。
だから、いろいろなことで頑張ったけれど、残念ながら報われなかったという人には、筋トレをすすめるのです。
着実なトレーニングを積み重ねていく中で、体が徐々に引き締まってスリムになり、体力、とくに脚力が増していくと、自身もどんどん強くしなやかになっていくからです。
女性の為のミニマリスト本という感じですね。
ファッションと絡めて書かれていて、無機質になりがちなミニマリスト生活に彩りを添える方法も書いてあって面白い本でした。
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