金子由紀子著「お金に頼らずかしこく生きる 買わない習慣」を読みました

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買わない習慣
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どうも、メンヘラナマポおじさん(@MenhealerOjisan)です。

金子由紀子さんの「お金に頼らずかしこく生きる 買わない習慣」を読みました。

引用レビューしていきます。

目次

 はじめに

 「買わない習慣」といっても、買うことすべてを否定するのではありません。ただ、せっかく自分の大切な人生の時間と引き換えに手に入れたお金を、

「みんなが持っているから」

「なんとなく欲しいから」

といった理由でつまらないモノと取り換える(買う)のを少し休んで、本当に欲しいモノ、自分の暮らしを豊かにしてくれるものはなにか、もう一度考えてみませんか?という提案です。

 「買わない」は、決してお金からの逃避ではなく、暮らしと人生をもっと豊かにするための、とてもクリエイティブな選択です。

 「買う」という前提から一歩離れれば、私たちはなにかの奴隷ではなくなります。気づかないうちにからめとられている何かから、自由になるのです。 

なぜ買ってしまうの?

 「将来が不安」→「お金を使いたくない」→「節約する」→「ストレスが溜まる」→「小さな無駄遣いをする」→「お金が貯まらない」→先頭に戻る

では、このような循環を繰り返していると、暮らしはどうなるでしょうか。

  • 部屋が片づかなくなる
  • 暮らしの満足度が低下する
  • 自分が好きになれない
  • また、すぐに何か買いたくなる
  • ますます無駄なお金を使ってしまう 

「買わない」習慣で、暮らしをデトックス!

「買わない」ならば、何のスキルもなくてもできます。

「買わない」は、「節約」よりさらにお金がかかりません。

「買わない」だけでいいので、あれこれ悩まなくても済み、シンプルです。

買わない代わりに得られるもの

 そして、最も大切なことは、「買わない」を積み重ねていくことによって、「買わなくても大丈夫になる」ことでしょう。

 買わなくても平気、ということは、お金がなくても平気、ということです。この、すべてがお金で回り、お金がなくては生きていけない世の中で、お金がなくても平気、ということは、すごいことです。

 お金の持つ特質は、「代わりにやってくれる」ことです。自分の体力知力の及ばないことであっても、お金さえあれば、何だって解決できます。高度に複雑化した私たちの社会では、お金こそが「生きる力」であり、時折ニュースになる、「都会の孤独な餓死」は、それを雄弁に語っています。

 しかし、本当にそうでしょうか。

 貨幣経済が浸透する以前の社会でも、人間はちゃんと生きていました。お金を払って誰かにやってもらわなくても、作ってもらわなくても、暮らしている人は、今でもいます。

 お金があって人間がいて、社会があるのではありません。人間がいて、社会があって、お金があるのです。順序を間違えてはいけません。 

ほんとうの下流とは

 私が「下流」と感じる人とは、「消費するだけで、何も作りださない人」です。

 ここでいう「作り出す」とは、お金に換えるための「生産」ではありません。売るためではなく、暮らしを豊かにするための「創造」です。

 お金がすべて、お金で何でも買える(ということになっている)この世の中では、お金をたくさん持っていて、お金をたくさん使う人が優位に立ちます。たくさん買う人が、より価値のある人なのです。

 だから、ひとたびお金がなくなって、何も買えなくなった途端、その人の価値はゼロになってしまいます。消費するしか能のない人間が、消費すらできなくなった時、何も生み出せない存在に成り下がってしまうからです。

 しかし、仮に、お金がなくても、お金に匹敵するような何かを生み出せるとしたら、どうでしょう?

 買うのと同等のものを「作り出す力」、お金を使わずに「切り抜ける力」。それがあれば、買わなくても困りません。たくさんのお金と同等の力には及ばないかもしれないけれど、困らない、不満に思わない。それなら、下流とはいえないのではないでしょうか。お金に代わる価値を作り出せる人は必ず、自らの幸せも作り出せるはずです。 

無理なく「買わない習慣」を続けるには?

  • 図書館を活用しよう
  • お弁当を作ろう
  • 自分でお茶を入れよう
  • 手紙を書こう
  • 人と比べない

 やっぱり買うことは大切

 買わない暮らしの目的は、ただひたすら買わないこと、お金を使わないことではありません。基本的にはなるべく買わないんだけれど、その代わり、買うんだったら、せっかくの数少ないお金を使うチャンスを最大限に楽しみ、生かしたい。買うんだったら、買う甲斐のある素敵なものを、どーんと買いたい。

 つまり、「買うために買わない」のです。本当に欲しいもの、素敵なものを買うためには、つまらないモノは買わない。 

お金があってもなくても変わらない人生を

 私たちの不安の原因は、お金がないこと自体ではなく、見えない未来への恐れにあります。離婚にリストラ、病気に事故、人生何が起こるか分からない。しかし、頼りになるのがお金だけなら、不安はいつまでたってもなくなりません。財産が増えていくと、その管理や減少に対する不安も増大していきます。お金には、安寧を保証するのと同じくらいに、持てば持つほど不安になる特質もあるのです。

 お金があってもなくても、どの道不安がなくならないなら、とりあえず、お金がなくても生き抜ける力をつけましょう。不安はなくならないかもしれませんが、立ち向かう自信はつきます。そのために、買わない習慣を始めましょう。

買わない習慣

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