本田直之著「何を捨て何を残すかで人生は決まる」を読みました

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どうも、メンヘラナマポおじさん(@MenhealerOjisan)です。

本田直之さんの「何を捨て何を残すかで人生は決まる」を読みました。

引用レビューしていきます。

目次

 はじめに―――人生を身軽に生きるには

 ここで伝えたいのは、自分らしく自由に生きることです。わたしはそれを「持たない生き方」と名付けました。

 持たない生き方とは、持ちものを減らす断捨離やミニマリズム、シンプルライフなどといった暮らしのスタイルやノウハウではありません。大事なのは、モノを減らすことではなく、自分にとって必要なモノを見極め、それを選び取り、見た目ではない豊かさを手に入れること。

 つまり、自ら考え、選択し、幸せに、自由に暮らしていく生き方の提案。それが持たない生き方です。

(中略)

 そして、いらないと思ったら世間の常識に反していてもスパッと手放すことです。つまり、捨てる勇気を持ち、実践すること。それができたとき、人は「自分は自由に幸せに生きている」と実感できるのです。 

 世の中に溢れる「ノイズ」とどう付き合うか

 あれも欲しい、これも欲しい。モノを手に入れたときに感じる一瞬の充足感を追い求めると、物欲には限りがありません。そして、あれも欲しい、これも欲しいに引っ張られると、結果的にライフスタイルも変化していきます。

 なぜなら、モノを追いかける暮らしには相応の経済力が必要になってくるからです。

 モノを買うために、たくさん稼ぐ。

 やりたくない仕事もする。 

 稼いだら、ご褒美として使ってしまう。

 欲しかったものが手元に残る。

 でも、どこか満たされない。

 そこで、次の欲しい物を見つけ、また稼ぐ。

 欲望は際限なく広がっていきます。

 このサイクルの先に、幸せはあるのでしょうか?

 「他人の目を気にする」ことのリスクを知ろう

 周りを気にして自分の行動を変えてしまったり、他人と自分を比べてしまうようでは、あなたらしいライフスタイルを作ることはできません。なぜなら、他人と自分を比較することは、周りと同じでありたいという思考がベースにあるからです。

 他人と自分を比べて、「自分はあの人のようにできない」などと考えるのは、誰かの作った価値観で自分を縛っているのと同じこと。それは自由を失う大きなリスクです。 

動き出す前に「正解」を探しても見つかるわけがない

 動き出す前に「正解」を探している人は、動き出せない。

 海外で働きたいという目標を語った学生が10年後、それを実現しているかどうか。その差は本気で英語に取り組み、海外へ飛び出してしまったかどうかでしかありません。できた人は確かな答えなどわからないまま動き出し、できなかった人は「正解」を探して足踏みしているうち、タイミングを逃してしまいます。 

 「できない理由」を探すのは、マイナスの福利を増やすこと

 人生は○×クイズではありませんから、100%の正解などありません。正解がないから、自分が良いと思う方向へ踏み出してみるしかないのです。

 そこで、「正解が見つかったら動きます」と言っていたら、永遠に何も変わりません。

 とりあえず動いてみれば良い。違ったら変えればいい。踏み出す前に「大変なリスクだ」と思っていたことのほとんどは、通り過ぎてしまえばどうということもありません。 

不要な物はあなたの何を"縛っている"のか

 例えば、住宅ローンを組んで買った家というものがあり、そこに様々なものを詰め込んで暮らしていると、移動の自由、職業選択の自由が狭まっていきます。しかし、「自分は持ち家を持たない」と決めることができれば、仕事選びも居場所選びも自由になり、身軽に動けるようになります。

 物との向き合い方で重要なのは、「あえて捨てる」という感覚を持つことです。

 自分にとって何が大事かを見極められれば、必要なもの以外を捨てることができます。それは持つことを諦めるという消極的な選択ではなく、あえて捨てることで、身軽に、自由になるためです。 

「自分を大きく見せる」という時代の逆行

 たしかに一昔前の自己啓発本を読むと、「無理をしてでも背伸びをして高級品を身に付けた方が、生活のステージの高い顧客に近付くことができる」「一流ホテルのホテルマンは靴から相手を測る。靴だけは一級品を」といったアドバイスが書かれています。

 しかし、シリコンバレーのビリオネアはTシャツ、短パン、ビーサンでぶらぶらしています。スティーブ・ジョブズにしてもタートルネックにジーンズ、スニーカーが定番ファッションでした。

 革新的な成功者ほどモノを持たず、身軽で自由な自分流の生き方をしています。

 高級品を使って自分を大きく見せるようなことをしても意味がない。多くの人が、そう気づいてしまっています。 

どこまで稼いでもお金への「不安」と「欲求」が消えないワケ

 お金を使い、物を得て、他人から「すごい」「羨ましい」と認められる幸せが続く時間はわずかなものです。まさにあぶくのように弾けて、消えていきます。日本は今、物が売れない時代だと言われていますが、これは多くの人があぶくの虚しさに気付き、お金に対する満足度が変わってきていることの現れです。

 新しい幸せの価値観に気付いた人たちはすでに、ライフスタイルを変え始めています。

 過剰なお金を追い求めて長時間働くのではなく、さまざまな体験を得て精神的な充足を得るため、労働時間を減らし、必要以上に働かない方向へシフトする。自分にとって何が必要なものかを選択し、買いたいものを買えるかどうかを満足の基準とする。

 そんな風に考えることで、お金に振り回される状態から脱しているのです。

お金は「3つ」に分けて考える

 ポイントは、支出を「投資」「消費」「浪費」の3つのカテゴリーに分けて記録していくこと。そして、自分の使うお金が、「投資」「消費」「浪費」のどのカテゴリーなのかわかった上でお金を使う習慣をつけましょう。

 「投資」はリターンがある使い方で、「消費」は使ってゼロになるものの、生活の為に必ず使わなければいけないお金です。最後の「浪費」は無駄遣い。下手するとマイナスになる、なくても良いものに使ってしまう使い方です。

 経験や体験にお金と時間をかけるライフスタイル

 物を得るために必死に働くのではなく、経験や体験にお金と時間をかけるライフスタイル。買った瞬間から価値が落ちていくものには手を出さず、支出と収入の間にいいバランスを取りながら、自分自身を高めていくためにお金を使っていく。我慢しての節約ではなく、3つの使い方を意識しながら、自ら選び取った道としてお金の使い方をコントロールするのです。

ローンという体のいい借金に隠された「本当の」リスク

 ある程度の年齢になったらマイホームを構える…。あなたは、そんな考えを持っているでしょうか?ここ数年、東京ではマンションの建築ラッシュが続き、メディアではあいかわらず持ち家派、賃貸派のどちらが得かという比較が繰り返されています。

 過去を振り返った時、日本人が最も大きなお金をかけてきたのは衣食住の「住」です。

 気づけば35年の住宅ローンを抱え、いつの間にか自分の月収の3分の1がその返済に充てられている。1つの場所に住み続けることを人生の早いタイミングで決めてしまい、ローンを返すために働いている。消費が先にあり、その額によって住む場所が固定され、返済の為に自分の人生の大まかなストーリーラインが決まってしまう…。 

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