川畑のぶ子著「モノを捨てればうまくいく 断捨離のすすめ」を読みました

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どうも、メンヘラナマポおじさん(@MenhealerOjisan)です。

川畑のぶ子さんの「モノを捨てればうまくいく 断捨離のすすめ」を読みました。

横書きの本久しぶりに読みました。

引用レビューしていきます。

目次

 断捨離によって起きた10の変化

  1. 部屋が片づき空間にゆとりが生まれた
  2. 掃除をまめにするようになった
  3. ムダ遣いをしなくなった
  4. 人間関係が良好になった
  5. 仕事の効率が上がった
  6. 洗濯・料理など家事をマメにやるようになった
  7. 健康面が改善された
  8. 自分が好きになった
  9. 以心伝心しやすくなった
  10. 望む結果を引き寄せやすくなった 

「捨てる」という行動から変わり始める

 一言でいえば、断捨離とは「不要・不適・不快」なモノを断ち、捨て、離れること、その過程の中で「モノと自分との関係を問い直すこと」。

 もう少し簡単に言えば「今、自分の手元、周囲にあるモノは、本当に今の自分に必要なのか?」と考え、行動することです。

 それも、「理屈」で考えるのではなく、「モノを捨てる」という「引き算のアクション」を起こすことで「これは本当に今の自分に必要なのか?」を考え、自分にとって必要なモノ、適切なモノ、快適なモノを選んでいくことです。 

身動きが取れないのは、モノが無制限に入ってくるから

 「モノが多く、散らかっている部屋」と「モノがほとんどなく、すっきりしている部屋」、どちらが心地よいでしょうか?

 やはりすっきり片づいている方ではないでしょうか。

 なのにどうして住まいが片づかないのか、片づけてもすぐに散らかってしまうのでしょうか。

 それは私たちが「だらしないから」「管理能力がないから」ではなく、「管理できる量をはるかに超えるモノを持っているから」です。 

ラクにならないのは、片づけの本当の意味を知らないから

 実は、片づけは収納でも掃除でもありません。

 これを混同してしまうと、日々「片づけても、片づけても、片づかない」「片づけ出しても、はかどらない」「いったん片付いても、すぐに元通り」というような状態に悩まされます(私もその一人でした)。

 掃除は「掃く・拭く・磨く」といったことで、収納は「所定の場所にしまう」ことです。

 一方片づけとは「かたをつける」こと、言い換えれば、使わないモノと決着をつけ始末をするということです。モノが必要かどうかを考えて絞り込み、使わないモノを今住んでいる空間から出すことですから、納戸にしまうといった「モノを同じ空間内で移動させる」だけでは、片づけたとは言えません。

 片づけるのは、まず「捨てる」ことです。

 溢れてしまった不要なモノを捨てない限りは、収納は機能しませんし掃除も大変な作業となります。

「もったいない」から モノが捨てられない理由①

 「まだ使えるのに捨てるなんてもったいない」――まったくそのとおりです。ただし、「もったいない」が価値を発揮するのは、「まだ使えるから使う」場合です。

 「使わないけど、まだ使えるから取っておこう」というのは、モノを主役にした考え方です。

 あるいは、使わないことに対して罪の意識があるために、「少なくとも捨てない」ことで罪を免れようとしているのかもしれません。すなわち、「免罪符」としてモノを持っているだけ、と言えないでしょうか。

 もったいないからと言って使わないモノをたくさん溜め込んでいると、結果的に自分自身のゆとりの空間がなくなります。そのせいで部屋が散乱して、心が乱されているとしたら、なんのためのモノでしょうか。

「捨ててはいけない」と教えられてきたから モノが捨てられない理由②

 私たちは親や周囲から、モノは捨てずに大事にするよう何度も繰り返しいい聞かされてきましたが、そもそも「モノを捨ててはいけない」というのは、物質に乏しかった時代、モノの多いことがよいとされる時代の教育です。モノが溢れて混乱している私たちの為の教育ではないはずなのに、それが見直されることもなく、次の時代に継承されてしまったのです。

 過去には正しかった教えがこの時代には苦しみとなっているなら、柔軟に対応した方がいいのではないでしょうか?

 ある時代には便利で都合のよい価値観が、未来永劫正しい価値観であるとは限りません。 

「もしかして」「いつか」使うかもしれないから モノが捨てられない理由③

 仮にそれらが必要な時が来て、すでに捨てられしまっていたとしても、今や、生活に必要なモノはすべて手軽に手に入る流通システムが構築されています。コンビニやスーパーを始め、24時間開いている店があります。店舗に行かずしても、ネットで頼めば翌日届くモノもある時代です。書籍や情報も同様です。 

思い出の品だから モノが捨てられない理由⑥

  1. 目にして心がときめく
  2. 目にすると落ち込む

 1のように、目にするたびに、良い思い出が蘇って、その出来事を称えることができたり、感謝の気持ちが湧きおこったりするモノ、「今ここに自分がこうしていられるのは、あのときがあったおかげだ」といったような、肯定的な感情が湧いてくるモノからはエネルギーを与えられるので、取っておいたらよいモノです。

 2のように、見るたびに過去にすがる気持ちになったり、今それがないことを苦しく感じるモノ、「あのときはああだったのに、それに引き換え今は…」と否定的な気持を喚起するなら必要のないモノです。 

モノを仕分ける

捨てるときの基準は非常にシンプルです。

  1. 使うか「今の自分」にとって必要・適切・快適化
  2. 使わないか「今の自分」にとって不要・不適・不快か

 この2つです。

 「使えるか・使えないか」ではなく、「使うか・使わないか」で分けていきます。

(中略)

 冷蔵庫の中で時間が経って腐っている食べモノは簡単に捨てることができるでしょう。ところが、無機質なモノたちは腐ってくれないので、捨てるタイミングは自らつくらない限り訪れません。

 忘れ去られていたモノやケアしていなかったものは、「腐ったモノ」と想像してみてください。現に、腐敗臭はしなくとも、埃やカビ臭いモノはあるはずです。「モノは使ってこそ」。使っていないモノたちは成仏させてあげましょう。

総量規制を設ける 7:5:1の黄金律

 「万一」「もしも」に備えてすべてを詰め込もうと規制をなくすと、スーツケースひとつでは足りず、旅の荷物は際限なく重くなり、移動や管理にエネルギーとお金がかかります。

 最初はよくても、徐々に移動がおっくうになり、やがて旅をする気力すらなくなってしまう、という本末転倒な事態になりかねません。

 このようなことが起きないように、「スーツケースひとつ」と同様の総量規制を居住空間に対して設けると、暮らしがラクになります。

 

総量規制の三鉄則

  1. 見えない収納:7割 タンスや扉のあるクローゼット、押し入れ、冷蔵庫の中など
  2. 見える収納:5割 ガラスの扉がついている食器棚や扉の付いていない棚やキャビネットなど
  3. 見せる収納:1割 趣味やお気に入りのモノ、アートな価値を感じるモノを飾るスペース(床の間の一輪ざしなど)

 また、場所に焦点を当てて、収納するモノの割合に規制を設けると、モノを厳選せざるを得なくなります。

 すると、常に「自己ベスト」が手元に残ることになります。

 結果、お気に入りのモノのみに囲まれる環境が出来上がります。

街全体を自分の住まいにする

 例えば、服が収納スペース以上の量になっているのに捨てられない時は、「本当に必要な時は、電車で10分のデパートに山ほどある。旬で、今の私にぴったりのモノが置かれている。私のリビングの1畳のクローゼットに常に所有する必要はない。デパートは"離れのクローゼット"」と捉えます。

 書籍や書類が捨てられない時は「徒歩5分の離れの図書館にある。この本棚に納める必要はない。過去何年間も、それらの本がなくって困ったことは実際にない」「本当に重要で必要な書類なら関係者に問い合わせれば再度取り寄せられる。ネットショップでも取り寄せられる」。

 家から5分の図書館は、自分で数百冊の本棚を管理するよりも、よっぽど上手に整頓され、ピンポイントで効率よく、そしてより豊かな情報を携えた書籍を多く管理してくれています。

お気に入りのモノだけを取り入れるようになる

 モノの量が減ると、残されたモノの存在感が増してくるようになります。選び抜かれたお気に入りのモノに囲まれて暮らすと、空間にも心にもゆとりが出てくるでしょう。ゆとりが「豊かな暮らし」を提供してくれるでしょう。

使っているモノにもさらに意識が向く

 不要・不適・不快なモノを取り除くことを繰り返していると、「使っているモノ」に対しても意識が向くようになります。その結果、使っているモノが「なくても平気」であることにも気付き始めます。すなわち、捨てても捨ててもガラクタが目につく状態です。これは私たちの目が研ぎ澄まされてきた証拠です。

 本当になくてはならないのか?そう問い直すことで、いっそうモノが減り、本当に必要なモノ、心地よいモノだけが残っていきます。エネルギーの漏れが防げるばかりでなく、絞り込まれ、残されたモノ一つ一つにきちんと目が行き届くようになり、それらを大切に扱うようになってきます。

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