大原扁理著「20代で隠居 週休5日の快適生活」を読みました

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どうも、メンヘラナマポおじさん(@MenhealerOjisan)です。

大原扁理さんの「20代で隠居 週休5日の快適生活」を読みました。

ずっと読みたかった本です。

引用レビューします。

目次

 能書き

 ところで私は、どこにでもいるフツーの人と同じで、ITや株などの特殊能力も持ち合わせていないし、宝くじが当たったこともないし、親の遺産もありません。不労所得はゼロです。

 それでも隠居できちゃったんですから、自分が一番びっくりしています。


朝食

 おみそ汁のだしも、昆布をほそーくハサミで切って、一晩浸けておくだけの、水出しです。

 昆布は切った断面からうまみが出るそうなので、これがとても理にかなった方法なのです。取り出すのも面倒くさいし、昆布はそのまま具にしてしまいます。

 火にかけてふつふつしてきたら、絹ごし豆腐を丸ごとぶっこみ、鍋の中で箸で切ったりとかもします。 

これを読んで私もそのまま実践しています。

煮干しと昆布のダブル出汁ですけど。

1ヶ月の生活費は7万円台

 ここでいう7万円というのは、家賃や水道光熱費、食費はもちろん、医療費や税金、保険料や交際費などとにかく生活のすべてにかかるお金を含めた額です。

 自分以外の人間からの援助は一切ありませんし、生活保護や都営住宅などの公的な援助も受けていませんし、受けるつもりもないです。

 というと、とても驚かれるのですが、若い独身男の一人暮らしですから、やろうと思えば無理ではない範囲だと思います。それくらいでやりくりしてる苦学生だっていることでしょう。

 私としてはそんなにストイックだとは思っていません。

 外食や日帰り温泉などの小旅行は、私の場合はだいたい月に一度くらいあるものですし、自炊の食材も無農薬でなくもっと安いものを選んだりすれば、生活費をさらに減らすことは可能でしょう。

 節約が目的ではないので、わざわざチャレンジしたことはありませんが、やろうと思えば6万円台でも生きていけると思います。

自分を使えば、お金は使わなくてOK

 節約生活のポイントは、自分でできることはできるだけ自分でやる、ということです。お金はないけど、今たまたま手元に時間はあるから、時間を使う。

 逆に時間がなくてお金のある人は、お金を払って洗濯でも料理でも事務仕事でも人にやってもらえばいいですし。

買い物

 買い物をする時のポイントは、「欲しい・欲しくない」「あると便利・ないと不便」で考えるのではなく、「必要かどうか」で判断することです。

 ですから、食材以外のモノはあまり買いません。

 後述しますが、このあたりは海外を放浪していたバックパッカー時代に養われた「余分なモノは持たない」精神の表れだと思います。 

 これ断捨離とかミニマリスト的ですよね。

生きる上で必要かどうかが購入基準て。

隠居流趣味の見つけ方

 毎日あくせく働かなくても楽しく生きていくためには、お金のかからない、かつひとりでも没頭できる趣味を見つけるのが得策です。

 まずは読書です。

 これはひとりでできる、お金がかからない、時間や場所を選ばない、しかも傍から見ると、単なる暇つぶしをしているだけなのに頭が良さそうに見える、ということで最強の趣味といえるでしょう。

 実際は、本を読んでいるからと言って頭がいいわけではないことは、私が一番良く知っていますが。

 読書の際は、もっぱら図書館をフル活用します。

 今はありがたいことにほとんどの図書館はインターネットで検索・予約ができ、分館にある書籍の為にわざわざ遠出しなくても、最寄りの図書館で取り寄せてもらえます。

 人気の本や最新刊は数ヶ月予約待ちなど、多少の不便はあるにしても、何万冊という本を自分の代わりに所蔵してくれていると思うとワクワクしませんか。

 図書館は知の宝庫です。世の中に、まだまだこんなに知らないことがあるなんて!

(中略)

 続いて映画鑑賞。

 これも、ひとりでも楽しめる極上のエンターテイメントです。

 今はありがたいことに多種多様なインターネット上のサービスがあり、無料で楽しめるコンテンツもたくさんあります。

 私はパブリックドメインの古い映画を何度も見ます。

 なぜかというと、古い作品のいくつかは、無料動画サイトで見つけることができるからです。

 海外のウェブサイトだと、字幕が付いていない洋画作品も多いのですが、外国語のわかる方は使わない手はありません。

(中略)

 少しお金はかかりますが、青春18きっぷを使って、日帰り温泉にも時々行きます。

 東京近郊では熱海、下諏訪、日光、石和や白子などもよく訪れます。

粗食の良いとこ悪いとこ

 普段の性欲は、電車を待つ時などイケメンの後ろにポジショニングするくらいで解消されます。

 あ、ちなみに私はゲイなので、性の対象が男性です。特に隠してはいませんが、自分から吹聴するのもおかしいし、今みたいにセクシュアリティの話になったら、黙ってるのも変なので正直に答える、くらいにしています。 

 ヒッ…

3年間引きこもってみて感じたこと

 人生で初めて隠居っぽいことになったのは、18歳のとき、ということになるでしょう。

 私は高校を卒業していましたが、大学に進学することもなく、就職もしませんでした。

 その理由は、何がしたいのか自分でも思いつかなかったからです。正直、どんなに頑張ってひねり出そうとしても、特にありませんでした。

 「進学も就職も、なんか違うなぁ~」とか思っているうちに志願の期限もすぎてしまい…。まあ、やりたいことが私にやられたいなら、ある時向こうからやってくるだろう。ひねり出そうとしてる時点で変である。何もないなら何かそこらへんのことをやっとけばよし!

(中略)

 体に溜まる垢と同じで、ほうっておくと、人生にも老廃物みたいなものが溜まってしまう。

 そういういらないものを切り捨てて、本当に必要なモノを選ぶ時期が、あるのかもしれません。

 今振り返ってみると、私にとって引きこもるというのは、そういう意味があったと思います。

 気がつかないうちに自分を囲んでいたたくさんのものに、これは必要か?とか、本当に好きで一緒にいるのか?とか、いちいちイヤになるほど問いかけて、好きの純度を上げていく感じ。

 不要物をガンガン拒否して、後に残るのは、少ないけれど本当に好きなモノだけに囲まれた、超シンプルな生活でした。

(中略)

 そんなわけで、私にとっては、あのモタモタしていたモラトリアムな時期に得たモノって、すごく大きかったと思う。

 テレビも観なくなったし、携帯も持たなくなったし、自分にとってどうでもいい人間とは付き合わなくても平気になったし、必要以上に働かなくても生きていけることもわかったし。

 与えられるのではなく、自分から選びとって人生を作っていくことの快感を知ったのかもしれません。 

ハタチ過ぎたら人生引き算

 そういうわけで、私の好きな言葉は「ハタチ過ぎたら人生引き算」。

 あれもできる、これもやりたい、などと足し算で考えていくと、本当に一番やりたいことがどれなのか、他のものにまぎれてどんどんわからなくなってくること、たまにないですか?

 そんな時は、消去法にしてみるといいかもしれません。

 今すぐやらなくて良いことを、バシバシ引いていって、あとに残ったモノからどうしても死ぬ前にやっておきたいことだけをするのです。

 そしたら、今夜いきなり死神が遊びに来ても、まいっか、とりあえず入れよ、と迎えられそうですよね。 

隠居への手探り

 さて、いざ東京に出てきて、何に驚いたって、生活するだけでお金が膨大にかかることでした。

 とにかく家賃が高い!

(中略)

 それにしても、働いても働いても、生活するだけでどんどん吸い取られていく…。

 私の大事なカネが!時間が!

 なんかおかしくない?なにも贅沢したいってわけじゃないのに、こんなに頑張る必要あるのかしら?

 と思い続けながら1年半ほど経過した頃、なんとはなしにネットで不動産情報を見ていたら、都内でも郊外の多摩地区だと、ぐっと家賃が安いことが発覚。

 私は初めから、都心に憧れがあったわけではないし、仕事だってなんでも、どこでもいいし。

 家賃が安いなら安いに越したことないじゃないか。

 こんな生活、やーめた。あほらし。 

隠居を決意させたもの

 それにしたって、こんなに働いても余裕がないのは誰のせいなのか。

 そんなに多くのモノを求めているわけでもないのに、こんなにつらいのはなぜなのか。職場は、この漠然とした社会は、私たちを守るどころか、時間を、お金を、余裕を奪っていくだけじゃないか。

 そんなもんの為に一生懸命働く必要がどこにあるのでしょう。

 わけわからん。

 そうして私は、だんだんと社会からフェードアウトし、隠居に至ったのです。 

大した額稼げるわけでもないなら、フルタイムで正社員で働くのは地雷かもしれませんね。

今は正社員とは名ばかりの、ボーナスもない、退職金もないようなところもありますし。

そういうところでサービス残業して月収20~30万よりは、時給で生活に必要最小限だけ働くというのが賢いような気がします。 

週2日だけ働けば、生活には困らない

 さて、あんまりお金がかからないなら、それに伴ってがむしゃらに働かなくてもよくなります。

 ほとんど毎日働いて20万円も稼がなくても、週2日ぐらい働いて7~8万円もらえれば、とりあえず生きてはいけます。

 私はというと、現在、重度の身体障害者介護の仕事を週に2日だけ入れています。 

(中略)

 そんなわけで、私の場合は、毎日働くとしんどいし、かといってまったく働かず社会との関わりがなくなるのも不安なので、週2日ぐらい働くのがちょうどいいみたいです。

 自分が快適に過ごすための必要最低限のお金も稼げるし、働いたという満足感が一服の精神安定剤にもなりますから。

 というようなことを、たまに考えたりします。

年収103万円の壁とかありますよね。

中途半端に稼ぐより非課税の範囲内だけで、時間も最小限で働いて収入=手取りというのは良いなあと思いました。

私はうつ病ですので、劣悪な環境で働かされたりしたらぶり返しそうです。

うつは一生治ることはないそうなので。

ですので、必要最小限働くというのは今後の展望にしたいです。

フルタイムで働かねば人に非ず、みたいに考えてましたし、世間はそう思っているでしょう。

でも週2日働くだけでも生きていけるんだ、ということを知ることができて、生きる希望を持つことができました。

この本大好きです。

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