どうも、メンヘラナマポおじさん(@MenhealerOjisan)です。
植西聰さんの「折れない心をつくるたった1つの習慣」を読みました。
引用レビューします。
では、「折れる」一番の原因は?
「あなたってすごいね」
「あなたと会えて嬉しい」
心の底ではそう言って欲しいのに、現実はその反対で、みんな自分のことなど関心がないように見えます。
そんなとき、理想と現実との間にギャップが生まれて、苦しくなってしまうのです。
それが、人の心が傷ついてしまう原因なのです。
マザー・テレサは、貧しい人たちを助ける奉仕活動を続けるなかで、こんな言葉を残しました。
「この世で一番不幸なことは、飢えや病気ではない。一番不幸なことは、自分がこの世で必要とされていないと感じることである」
これは、貧しい人たちに限ったことではなく、現代の日本人も同じです。
「自分は必要とされていない」という気持ちを感じる機会が多い人は、ちょっとしたことで傷つきやすく、心が折れやすくなるのです。
「自信が持てない」なんて珍しくない!
自分自身にコンプレックスが多い人は、「自己肯定感」が低い傾向にあります。
自己肯定感とは、「このままの自分で大丈夫」「自分自身が好きだ」と思う自分を評価する気持ちです。
もっと分かりやすく言えば、「自分に生まれてきてよかった」と思っている人が、自己肯定感の強い人です。
(中略)
ある研究チームが、世界中の中学生を対象に、こんな調査をしました。
「あなたは価値のある人間だと思いますか?」
「あなたは人並み以上の能力があると思いますか?」
というような質問をしたところ、アメリカや中国の子供は50%近くが、「はい」と答えたのに対し、日本の子供で「はい」と答えたのは、10%にも満たなかったそうです。
つまり、日本は世界的に自己肯定感の低い人間が育ちやすい場所だと言えるのかもしれません。
現代の日本において、自分に自信が持てないということは、決して、珍しいことではないのです。
最初から自分を嫌いな人はいない
最初のきっかけは、幼稚園などの集団生活の中で、「ありのままの自分が受け入れられなかった」という出来事を体験することです。
人は、他人と触れ合うことで、自分の思い通りにならないという経験を積み重ね、少しずつ自己肯定感にも影響が出てくるのです。
たとえば、友達と一緒に遊びたいのに、仲間に入れてもらえなかったとしましょう。
そんなとき、子供は、
「僕は、友達に一緒に遊んでもらえないから、きっと悪い子なんだ」
と感じます。
眠たくもないのに、昼寝をしなければならず、先生から、
「お昼寝の時間なのだから、寝なさい。遊んでいてはダメですよ」
と注意されるような体験も同様です。
それまでは好き勝手に生きてきたのに、集団生活の中でルールに従うことを覚えるうちに、人は、「ありのままの自分」ではいけないのだと感じ、自己肯定感も少しずつ歪んできてしまうのです。
このとき、繊細な子供は心にいつまでも小さな傷を負うことになります。
そして、その傷が癒えないうちに、また次の「否定された」という体験を重ねて、どんどん自己肯定感が低くなっていってしまうのです。
捨てないと、新しいものは入ってこない
部屋が散らかっていると、それだけでストレスが溜まりやすくなります。
必要なものがすぐ出てこなかったり、あったはずのものがそこになかったり、散らかっている部屋を見て何となく気持ちが落ち込んだり、そんなことを経験したことがある人は多いでしょう。
たかが部屋のこと、と思うかもしれませんが、その度に、その人の心にはマイナスのエネルギーが増えてしまいます。
ですから、心が折れにくい自分になるためには、身の回りにある要らないものを処分することをおすすめします。
やってみるとわかるのですが、要らないものを捨てると、必要なものが入ってきます。
自分を助けてくれる人が現れたり、必要なお金が手に入ったり、モチベーションが上がってやる気が湧いたり……。
そんな変化が、早い人では数日で現れます。
モノを捨てるという行為は、過去の価値観や思い込み、つまり執着を捨てることにもつながっています。
「いつかまた使うかもしれない」
「思い出があるから」
「とりあえず、捨てよう」
そうやって先送りし、溜め込んできたモノたちに向き合い、いるものといらないものに分けることは、今の自分自身と向き合うことでもあります。
最初は、モノを捨てることに罪悪感や、苦痛を感じるかもしれません。
しかし、少しずつでも不要なものを手放していくと、部屋がスッキリすると共に、気持ちまでスッキリ整理されてくるのに気づくでしょう。
自分の好きなものに囲まれて、気持ちのいい環境に暮らしていると、心の中にはプラスのエネルギーが増えていきます。
そうすると、ちょっとくらい嫌なことがあっても、心がマイナス感情にならないのです。
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