池田範子著「好き、得意を教える先生になろう!お教室のつくり方」を読みました

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どうも、メンヘラナマポおじさん(@MenhealerOjisan)です。

池田範子さんの「好き、得意を教える先生になろう!お教室のつくり方」を読みました。

引用レビューします。

目次

今、どんなお教室が人気ですか?

以前は習い事と言えば、華道、着付け、習字、ピアノ、アート、茶道などが主流でした。生徒は先生から新しい技術や教養を学ぶーーお教室に通う目的は、学びが中心でした。

これに対し、今の生徒さんは学びだけでなく日常生活を豊かにし、周りの人を楽しませる技術をお教室に求めています。

(中略)

最近は女性の社会進出が進み、自由に使える収入が増えていることも、お教室の人気を支えています。男性向けの料理教室なども出てきてはいますが、生徒さんの大半はまだ女性です。女性の人気をいかにつかめるかが、人気お教室のバロメーターです。

人生を豊かに楽しく過ごすことに積極的な女性たちは、ステップアップできる場を求めています。そんな期待に応えるようにお教室も進化し続け、新しいスタイルのお教室が次々と生まれているのです。 

向き不向きはありますか?

お教室講師は生徒さんに技術を伝えるだけでなく、自分自身の技術も常に磨き続ける仕事です。好き得意なことでなければなかなか長く続けられないという特徴があります。

また、お教室に通う生徒さんの中には、技術を学ぶだけでなく、講師との会話や場を楽しみたいという方もいます。そのため講師には、技術力だけでなく、生徒さんに対して細やかな気配りをして楽しませる力も必要です。お教室の講師という仕事はコミュニケーション能力の高い方に向く一方で、人と接することや人に教えることが好きでない方には、あまり向いていない仕事とも言えます。

将来の開業に向けてできる準備はありますか?

開業を決めている方にも、まだはっきりと決めていない方にも是非取り組んでほしいのが、自分から情報を発信する練習です。私たちは普段、テレビや雑誌、ブログなどから最新のニュースや面白い情報を受け取っています。将来お教室を開業した場合、情報を受けとる側ではなく、情報を発信する側に立場が変わります。お教室の様子や講師の想いをブログやsnsで発信して共感を集め、多くの人にお教室に来てもらわなければなりません。

開業してからいざ情報発信を続けようと思っても、何を書けば良いのかわからないという方が少なくありません。最初からうまくできるものではないので、開業前からブログをはじめて、情報発信の練習をはじめてみましょう。ブログに書く内容はお教室や習い事のことだけではなく、興味があることなら何でも構いません。ただ、自分が書きたいことを書くのではなく、どんなことを書けば読み手が面白いと思うかを考えて書くことができれば、よい練習になります。

自分に合うウェブツールの選び方

最近登場したお教室の場合は、ジャンル自体がまだ多くの人に知られておらず、キーワードで検索する人が少ないことが考えられます。まずはジャンル自体のことを人に知ってもらうために、FacebookやInstagramなどのsnsを活用して口コミを起こすことを優先してみましょう。

どのウェブツールを使えば講師の強みを活かせるかも考えてみましょう。たとえば、写真が得意な講師の方は、Instagramでフォロワー獲得が目指せます。また、文章を書くのが得意な方はブログで読者を増やすことを目指してみましょう。

ネットショップの開設

お教室を運営しながら作品も販売したい、そんなときにおすすめの方法がインターネット上で作品を販売するネットショップの開設です。

ネットショップには大きく二通りの作り方があります。一つはショッピングモールに出店する方法で、minneやcreemaなど、ハンドメイド作品専門のモールを利用します。モールの中に自分のアカウントを作成し、他の出店者と一緒の場所に自分の作品を並べて販売します。

もう一つは自分でネットショップを作成する方法です。baseやカラーミーショップなど、ネットショップを作成する専門サービスを利用すれば、自分だけのショップを簡単に開くことができます。

お教室の通帳を作りましょう

よく起き勝ちなのが、お教室とプライベートのお金が財布の中で混ざってしまい、お教室の本当の利益がわからない、ということです。生徒さんから受け取ったお金をそのまま財布にしまったり、お教室の経費を財布から支払ったりしているとすぐにお教室とプライベートのお金は混ざりますので、まずはその切り分けからスタートしましょう。

お金を切り分ける簡単な方法は、お教室用の銀行口座を作ることです。生徒さんからレッスン代や教材費を受けとる際には、この銀行口座に振り込んでもらいます。また、お教室で使う材料を仕入れたり、家具などを買ったりしたときの支払いも、同じ通帳から引き落とします。こうすることで、銀行口座の通帳を見るだけでお教室の売り上げと支払いを見ることができるようになります。

開業に必要な届け出について

お教室の講師の肩書きは一般的に個人事業主となります。個人事業主とは、会社を作らずに自分で仕事を行っている人のことで、自営業とも呼ばれます。

個人事業を開業するに当たっては、特に許可も必要なく、証明書なども発行されません。

ただし開業してから一ヶ月以内に税務署に「個人事業の開業廃業等届出書」を提出する必要があります。開業届けを出さないまま一ヶ月以上が経過してしまっても、特にペナルティはありませんので、早めに近くの税務署で手続きを行いましょう。開業届けはインターネットからダウンロードして記入し、税務署に郵送して提出することもできます。

なお、お教室名で銀行口座を開きたい場合に、この開業届けの控えが必要な銀行があります。その他にも公的な証明書として使用しますので、税務署に開業届けを提出する際に、原本と一緒にコピーも提出し、受領印を押してもらって控えを保管しておきましょう。開業届けを郵送で提出する場合は二部を送り、返信用の封筒と切手を同封しましょう。

確定申告について

確定申告とは、一年間(一月一日~十二月三十一日)の売り上げと経費を計算して、その差額の所得(利益)を税務署に申告するというものです。申告の時期は例年二月十六日から三月十五日となっています。

個人事業主の確定申告の方法には「白色申告」と「青色申告」があります。青色申告は白色申告よりも複雑な帳簿付け(売り上げや支払いの取引を記録すること)が必要で手間がかかりますが、最大六十五万円まで特別控除が認められたり、赤字を三年間繰り越せるなど多くのメリットがあります。平成二十六年から制度が代わり、白色申告と青色申告の手間の差はほとんどなくなったので、特に理由がない限りは青色申告を選ぶのがよいでしょう。

青色申告をするためには、「所得税の青色申告承認申請書」を事前に税務署に提出します。今年から青色申告したいと思っても急には変更できないので、注意しましょう。何も申請を出していない場合は、自動的に白色申告となります。

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